陰部神経痛は、その気持ち悪い痛みもさることながら、部位が部位だけに、特に女性の患者さんはなかなか気軽に病院や鍼灸院へ治療に行けないのも実情であろう。当治療院も、女性患者さんが実際に治療を受けに来るまでは大体数回の電話で、「女性スタッフは居るのか」、「局所にも鍼をするのか」などなど質問をし、慎重に判断した上で来院するのが多い。では、鍼灸による陰部神経痛の治療内容はどのようなものか、また効果はどうであるかについて、以下でご説明させて頂きます:

陰部神経痛の原因については、いろいろなサイトで書かれていて、ここで重複しませんが、鍼灸治療の場合、先ずは症状を聞き、脈や全身状況をチェックして、東洋医学の角度で、発症した原因を特定して、その原因に対しての治療と、緊急の痛みに対する治療を平行に行うのです。具体的に言うと、原因はどうであれ、痛みのある部位には基本的に鍼をする必要があるのです。それは局所治療と言うものです。それに加えて、神経痛の発症原因に対しての治療も欠かせません。原因はいろいろあるので、治療もこれら原因に対するものだから、いろいろあります。例を挙げて言うと、冷え性である場合には、下腹部に箱灸;血の巡りがよくない場合は、骨盤の周囲や下腰部に鍼や遠赤外線などの治療で、陰部神経周辺の血流を改善;筋肉による陰部神経への圧迫があると判断された場合には、該当筋肉を緩む鍼をする;などなど。

当院において、陰部神経に対する治療経験は、座骨神経痛などに対する経験程多くはないが、それらのある限りの経験から判断して、陰部神経痛に対して、鍼灸治療は副作用がほぼなく有効である良い治療法と言える。